今日もきてくれてありがとう。
誰からみてもいい人っている。
みんなのために寝る間も惜しんで働いて
まわりにいつも尽くしてる。
大変じゃない?っていうと、自分が好きでしてるからって言う。
優しいね、いい人だね、偉いねっていうのがみんなの誉め言葉。
なのにね、自分に自信がないんだって言うのよ。
はたから見てると沢山のことができて、多才なのに。
自分に自信がないから『いい人』で甘んじている。
本当にいい人だから、いい人って言われないことが恐いのかな。
子供が育つ過程で、どうやって良いこと悪いことを学ぶかっていうと
親(や周りの大人)がどういう反応をするかを見て、ダメと言われれば悪いことだし
ほめられれば良いこととなるんだよね。
いい子ほど、親を喜ばせたいからもっといい子になる。
ここまでは教育というか、調教だよね。
犬だってご褒美、あめとムチで教え込む。
でもね、人間はいい子になるのが最終目的じゃないんだよ。
もしお父さんやお母さんが「ダメなあなたでも大丈夫だよ、
大好きだよ」って教えてくれなかったら、子供はだめな自分を自分で
愛することを学べない。
どんどん合格ラインができてきて、良い自分しか認められない。
そうして大人になると、本当に苦しいよね。
自分で自分がわからなくなる。
何がしたいのかわからなくなる。
手に入れたいのは『いい人』という称号ではないと思う。
神様みたいにならなくったっていいと思うよ。
失敗できるのは人間のときだけなんだから。
完璧になりたい、うまくやりたいという向上心はもちろん必要だけれど
その気持ちさえ持てなくなるのもありだし。
以前お不動さんで言われた言葉を思い出す。
↓
したいことがあるならしてみたらいい。
間違えたって嫌いにならないから。
欲しいものをどうどうと欲しいと言えばいい。
わからなければわからないと言えばいい。
あなたに「いい人だね」って言うと
あなたはいい人以外でいられなくなるから、
もう「いい人だね」って言わないようにするね。